2015年9月23日水曜日

OBSの映像小ネタ集

OBSの映像小ネタ集

この記事ではOBSのどの映像を映す場合でも共通する、下記の内容を記します。

  1. 映像ソースの大きさを変える
  2. 映像ソースの名前の変更
  3. クロップ(表示してる映像の一部分をカットする)
  4. 映像の重なりを変える
  5. 映像ソースを一時的に表示しない様にする
  6. シーンの作成と切り替え

注意

  • 下記の画面のスクリーンショットは、一部の画像を除き、クリックすると拡大して表示されます。
  • この記事中の「いわゆる右クリック」は、下記の事を示します。
    • ボタンが2つ以上あるマウスや Apple Magic Mouse の場合は右クリック
    • ボタンが1つしかないマウスやトラックパッドの場合は control キーを押しながらクリック
    • (設定によってはトラックパッドを二本指でクリック)

OBSでニコニコ生放送をする方法シリーズ


この記事も含めてシリーズ化したのでご覧下さい。

  1. Mac の OS X 上の OBS 0.10.1 でニコ生をする方法 その1:基本編
  2. Mac の OS X 上の OBS 0.11.2 でニコ生をする方法 その2:映す内容を変える
  3. OBSの映像小ネタ集(この記事)


1. 映像ソースの大きさを変える


何か映像を表示した時に、映像の一部が拡大されて、全体が表示されない場合があります。

図1:画面キャプチャで一部分しか表示されない場合の例

この場合、下記の様に操作する事で全体を画面サイズぴったりに表示したり、さらに大きさや位置を変える事ができます。

最初に、「ソース」部分にある大きさを変えたい映像ソースをいわゆるクリックします。
(図2の例では画面キャプチャをクリックしていますが、画像や映像キャプチャデバイスの大きさを変えたい時は、その項目をクリックして下さい)

クリックして command キーを押しながら f キーを押して下さい。すると、図5の様に画面全体に表示されます。


command キーと f キーを同時に押せない場合は、いわゆる右クリックを押して下さい。

図2:ソースで大きさを変更したい映像ソースを選ぶ

図3の様なメニューが表示されるので、「変換」を選んで下さい。

図3:大きさを変えたい映像ソースをいわゆる右クリックした時に表示されるメニュー

「変換」を選ぶと、図4の様なメニューが表示されるので、「画面に合わせる」を選んで下さい。

図4:「変換」を選んで表示されるメニューと「画面に合わせる」

こうすると、図5の様に画面全体に映像ソースが表示されます。(OBSの設定と表示する映像ソースの縦横比の違いにより、上下もしくは左右に黒帯が表示される場合があります)
今回の例は画面キャプチャですが、他の画像、映像キャプチャデバイス、ウインドウキャプチャ等でも同様です。

図5:画面全体に画面キャプチャが表示された例

また、OBSのプレビュー画面にある赤い枠をドラッグする事で、図6の様に表示する映像の位置や大きさを変更する事ができます。
図6:表示する映像の位置や大きさを変更した場合の例


2. 映像ソースの名前の変更

画像、ウインドウ、映像キャプチャデバイス等、同じ種類の映像ソースを複数指定すると、OBSの映像ソース選択画面でどれがどれだかわかりにくくなる事があります。

そういう時は名前を変更する事で、わかりやすく区別する事が出来る様になります。 手順は下記の通りです。

最初に名前を変更したい映像ソースをいわゆる右クリックします。

図7:映像ソースの場所

図8の様なメニューが表示されるので「名前を変更」を選びます。

図8:メニューの「名前を変更」

名前部分が文字を入力できる様になります。

図9:名前入力画面

ご自信がわかりやすい名前を入力します。(ここでは、Charlestonのウインドウを映してるウインドウキャプチャを「Charleston」という名前に変更します)

図10:「Charleston」に名前を変更した場合の例

同様に、Safariを映してるウインドウキャプチャの名前を「Safari」に変更した場合の例です。

図11:もう1つのウインドウキャプチャの名前も変更した場合の例


3. クロップ(表示してる映像の一部分をカットする)

映している映像ソース(画面キャプチャ、画像、ウインドウキャプチャ、内臓カメラや外付けカメラ等)のうち、どこかをカットして表示したい場合はクロップというフィルタを追加する事でできます。

今回は図12のウインドウキャプチャの青枠で囲んだ部分をカットして表示する場合を例に説明します。

カットしたい映像の映像ソースをOBSのソースで選んでからいわゆる右クリックをします。

図12:ウインドウ全体を表示した例

図13の様なメニューが表示されるので「フィルタ」を選んで下さい。

図13:ソースを右クリックした時のメニューと「フィルタ」項目
「フィルタ」を選ぶと、図14の様なフィルタ設定画面が表示されるので、左下にある「+」ボタンを押して下さい。

図14:フィルタ設定画面と「+」ボタン

図14の「+」ボタンを押すと、図15の様なフィルタ追加メニューが表示されるので、「クロップ」を選んで下さい。

図15:フィルタ追加メニューの「クロップ」

図16の様なダイアログが出るので、「OK」ボタンを押して下さい。

図16:フィルタ名入力と「OK」ボタンのダイアログ

図17の様なクロップ設定画面が表示されるので、カットしたい方向の項目に数値を入れて下さい。(図17では既に「上」の項目に数値を入力した後の状態です)

図17:クロップ設定画面

数値の入力が終わったら、図17の右下にある「閉じる」ボタンを押して下さい。
すると、図18の様に図12の上部がカットされた状態になりました。


図18:画面の上部をカットした場合の例


4. 映像の重なりを変える


複数の映像ソースを表示してる時に、映像の重なる順序を変えたい場合があります。

図19の様に絵が上になってる状態から、図20の様に花の写真が上にしてみます。

OBSの重なる前後の順番を変える場合には、OBSの「ソース」部分にある映像ソースをドラッグして順番を変えると、重なる順番が変わります。

図19ではOBSの「ソース」の上の方に「へのへのもへじ」の絵を指定したソースがあるので、表示された画面では「へのへのもへじ」の絵の方が前面に表示されています。

図19:映像が重なった例(絵が上)

図20ではOBSの「ソース」部分にある「花」の方が「へのへのもへじ」よりも上にあるので、花の写真の方が前面に表示されています。

図20:映像が重なった例(花の写真が上)

ここでは両方ともに画像ファイルの例ですが、画像ファイルに限らず、画面キャプチャ、映像キャプチャデバイス、ウインドウキャプチャでも同様にできます。


5. 映像ソースを一時的に表示しない様にする


放送中に一時的に特定の映像ソースだけ表示をオフにしたい時は、下記の様にします。
 オフにしたい映像ソースの左側にある、目玉みたいなマークをクリックしてください。

図21:一時的にオフにした映像ソースの左側の目玉みたいなマーク

すると、図22の様に、クリックした方の映像ソースだけが表示されなくなりました。

図22:Safariの表示が一時的にオフになった状態の例

元に戻すには、再度目玉みたいなマークをクリックして下さい。

6. シーンの作成と切り替え

色々な映像ソースの組み合わせパターンで放送する場合、映像ソースの設定を一々設定するのが面倒ですが、そういう場合はシーン機能を使うと簡単に切り替えられます。

シーン機能を使うと、例えば
  • ゲーム配信と雑談配信
  • 料理配信で料理中の画面と食事中の画面
  • 雑談配信のオープニング画面と雑談中の画面
みたいなカンジで複数の映像ソースの組み合わせパターンを簡単に切り替える事ができます。

OBSで映したい映像ソースのパターンが1つできたら、OBSの「シーン」にある「+」のボタンを押し、シーンの名前を入力後「OK」ボタンを押します。

図23:「シーン」の「+」ボタンとシーン追加のダイアログ

入力したシーンの名前を選んでから別の映像ソースのパターンを設定します。

図24:シーン追加後、別のソースを追加した状態

OBSの「シーン」の各シーンをクリックする事で、複数の映像ソースのパターンを簡単に切り替える事ができます。


7. 音声を遅らせる


映像と音がずれる場合、音声が先に出ている時は音声を遅らせる事で映像と音声のタイミングをあわせたり、ズレを少なくする事ができます。

OBSのメインウインドウのミキサー歯車ボタンを押します。

図25:ミキサーの歯車ボタン

すると、図26の様な「オーディオの詳細プロパティ」というウインドウが表示されるので、音声を遅らせる長さの数値を入力します。

単位はミリ秒なので、例えば 0.5 秒遅らせたい場合は「500」、1秒遅らせたい場合は「1000」と入力して下さい。

図26:オーディオの詳細プロパティのウインドウ


更新履歴


  • 2015年9月23日:この記事の公開
  • 2015年9月27日:画面のクロップの内容の追加
  • 2015年9月30日:映像の重なり、映像ソースの一時的なオフ、シーンの作成と切り替えの内容を追加。タイトルから暫定版の文字を削除。
  • 2015年10月16日:各項目に番号を追加。音声を遅らせる方法の追加。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お疲れさまです。
少佐さんがクロップ設定のメニューを変更するパッチを作成してくれました。
今まで数値入力と上下ボタンで微調整のみだったのがスライダーが追加されました。
kilinさんがMac用に.diffファイルを追加してMacでも使えるようにしてくれました。
kilinさんのいつものビルド方法で作成できます。
ファイルはBuildStudioOBS_1.285.0124.1.zip、BuildMacOBS_20160117.zipを使って
OSX10.9/10.10/10.11でビルドを確認しました。
画面キャプチャのプロパティでの変更だけで無く、エフェクトフィルタのクロップでも有効でした。
https://twitter.com/kilinbox/status/688612733047062528